縄手通りでたこやきを食べた時のあの嬉しい気持ち
世の中にこんなに美味しいものがあるんだー

って
おばさんがたこ焼きをころころする手元をじーっと見つめてたっけ
焼き立てアツアツの湯気で、カツ節(削り節やかつを節ではなくあえて)が
まるで生きもののようにゆらゆらと動いてた
こんなに美味しいものを食べさせてくれる母のことが好きだった
(たぶん小学校にあがるかあがらないかって頃)
はじめて越中屋さんでいちごを買ってもらった時のことや
女鳥羽川沿いを歩きながら瓶のコーラをラッパ飲みしたことなんか
まるで昨日のことのようによく覚えてる
そういうウキウキ感が今の暮らしの中には少ない
あの頃のたこ焼きやいちごやコーラの味って今とはうーんと違う気がする
って違くなったのは自分の方かな



おなじみの番組を見て、ひと笑いしたあと眠りにつく